仕事の「意義」は?
建築現場を通りかかった人が、
そこで作業をしている人に何をしているのかを尋ねました。
一人目は「レンガを積んでいるんだ」と答え。
二人目は「壁を作っているんだ」と答え。
三人目は「神を讃える大聖堂をつくっているのさ」と答えました。
こんにちは、うながし家(か)のつばさです。
上記は、とある心理学の研究結果を端的に表したお話です。
その内容は、
人が仕事を通して何を得たり感じたりするかは、
その人がどこに気持ちを向けるかによって変化する
というものでした。
コラム第101話、今回のテーマは「仕事」です。
皆さんは上述のお話を見て、どのように感じられましたか?
おそらくは、三人目は自分の仕事を誇っているように感じたのではないでしょうか。
僕達は、一定の年齢になればほぼ必ずと言っていいほど仕事に就きます。
形式はバラバラでしょうが、仕事をしなければ生活ができません。
専業主婦の方にしたって、「家事」という究極のサービス業に就いていらっしゃいます。
このように、僕達は人生の長い時間を。
それぞれ何らかの仕事に費やしています。
では、仕事に意義を見出している人はどの位いるでしょう?
直近のインターネット上の調査によると、
「高額の宝くじに当選したらどうするか?」という問いかけに対し。
四割近くが「仕事を辞めて働かない」と回答しています。
自分の仕事に意義を見出せず。
給料をもらって生活するためだけに働いている人が四割近くいるんです。
とても寂しいことだと、僕は思います。
実は僕も、以前は「仕事=作業」という認識でした。
なんだかよく分からないものを、「客層」とされる企業に売りつける。
給料をもらうためだけに、営業という仕事をこなしていました。
当時の僕には。
自分の仕事が誰のどんな幸福に貢献しているかという発想はゼロだったんです。
例え、他者が羨む高給を手に入れても。
例え、社会的に高い地位を手に入れても。
自分の仕事をただの「作業」と捉える限り、
得られる達成感などは微々たるものです。
逆に、どんな単純作業であったとしても、
「貢献している」という実感を持っている人は。
仕事に意義を見出せない高度専門職(医師や弁護士など)よりも、
はるかに大きな達成感を得られるそうです。
仕事に対する姿勢は、その質にも大きく影響します。
そしてそれは、人生の満足度にも直結します。
あなたの仕事は「レンガを積む」ことですか?
それとも「神を讃える大聖堂を作る」ことですか?
仕事の「意義」が明確になり。
自分の仕事に誇りを持てる大人が増えれば。
この社会、もっと良くなると僕は思うのです。
【しつもん:あなたの仕事は、誰のどんな幸せに貢献していますか?】
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